
ラオス日本センター(LJI)は、設立25周年を迎えるにあたり、2026年4月28日に本センター内で記念式典を開催いたしました。
式典には、トンサリット・マンノメック副首相兼教育・スポーツ大臣、田坂拓郎在ラオス日本国大使館臨時代理大使、宮崎桂JICA副理事長、デサヌラート・センドゥアンデッド・ラオス国立大学学長のご臨席を賜りました。また、ラオス側から財務省、外務省、商工省、ラオス日本留学協会(JAOL)、経営塾およびMBA同窓会の代表者、日本側からは国際交流基金(JF)、日本貿易振興機構(JETRO)、ラオス日本人商工会議所など、これまでLJIの発展を支えてきた関係機関が一堂に会しました。
式典では、ご来賓によるあいさつや、ポーンケオ・チャンタマリー所長によるLJIの25年間の歩みの紹介が行われました。その後、ラオスの伝統的なバーシー儀式や植樹式が行われました。
続いて行われた夕食会では、ビエンチャンの高校生によるダンスや、ラオス人学生とJICA海外協力隊など日本人により結成された「よさこいチーム楽舞」の演舞、ケーンなどラオス楽器の演奏などが披露され、会場は和やかな雰囲気に包まれました












LJIは、日本の政府開発援助(ODA)事業の一つとして2001年に設立されました。設立当時、ラオスではビジネス分野における人材育成や雇用創出が重要な課題となっており、日本の支援のもと、その中核を担う教育拠点として設立されました。設立以来、施設整備や継続的な技術協力を通じて日本からの支援が行われており、その総額は過去25年間で約39億円にのぼります。
JICAとの連携のもと、LJIは日本型経営の理念を取り入れたビジネス研修やリーダーシップ育成プログラムを展開してきました。これまでに200名以上の日本人専門家がラオスに派遣され、250名以上のラオス人が日本での研修に参加しています。累計受講者数は2万人を超え、満足度も90%以上と高い評価を得ています。
現在LJIでは、社会人向けMBAプログラムや「経営塾」、起業家・スタートアップ支援など、幅広いプログラムを展開しており、これらを通じて育成された卒業生は500名以上にのぼり、ラオスのビジネス界で活躍しています。
また、2012年以降は国際交流基金との協力により日本語教育にも取り組み、日本語コースの実施を通じて、ビジネス、教育、文化分野における交流を広げてきました。さらに、JETROビエンチャン事務所との連携により、ネットワーキングイベントやビジネスマッチング、日本とのビジネス交流プログラムなどを通じて、ラオス企業と日本企業の連携強化や市場理解の促進を図っています。
ラオスが後発開発途上国(LDC)からの卒業を目指す中、産業競争力の強化と人材育成の重要性は一層高まっています。今後もLJIは、ラオス側機関と日本のパートナーとの連携のもと、持続可能な経済発展を支える役割を担うとともに、両国をつなぐ信頼の架け橋として、その役割をさらに発展させていくことが期待されています。


